自炊をしたい。
でも毎回毎回料理を一から作るのは専業主婦でなければなかなかできません。(最近は専業主婦でも料理しない人が増えていると聞きますが笑)
そこで、冷凍庫を有効活用することによって調理にかける時間を大幅に削減できます。
今回は冷凍庫を上手く使うことによるメリットを書いています。
冷凍保存するメリットは?
食材を室温の場所に置いておくと時間が経つにつれて栄養価や味が落ち、さらに放置しておくと腐ってしまいます。
これは空気による酸化や細菌などの微生物の繁殖が原因となります。
さらに野菜は収穫後も細胞が生きていて、自身の体にある栄養を使って成長しようとするので、時間が経てば経つほど栄養価が落ちていきます、
これを防ぐには酸化しづらく細菌の繁殖できない、乾燥していて低温の場所で保存する必要があります。
冷凍することで、成長しようとする細胞も働かなくなるので、栄養素をより長くキープすることができます。
冷蔵庫だとすぐに使う食材ならいいですが、あまり長く保存できないのですぐに食材を消費しなければならず、買い物に行く回数も増えてしまうので時間の無い人にとってはストレスになってしまいます。
休みの日など時間のある時に食材を下処理して冷凍庫保存を上手に使うことで、調理時間は短縮でき、食材の保存期間を長くすることもできるので、買い物に行く回数も減らすことができます。
さらに冷凍をすることによって一部の食材は栄養価がアップするものもあります。
有名な食材ではキノコ類で、キノコ類に含まれるうまみ成分であるグルタミン酸は酵素の働きによって時間が経つほどにうまみ成分が減少してしまいます。
しかし冷凍することによってその酵素の働きが鈍ることでうまみ成分がアップするといわれています。
他にも、上記のキノコ類やタマネギなど、冷凍することによって細胞が壊れやすくなり、栄養がそこから溶け出しやすくなって栄養価がアップする食材もありますので、ぜひ調べてみてください。
最初に調べるのが面倒だと感じると思いますが、一度調べてその知識を使い、覚えると、それが知恵となり、今後役に立ちます。
冷凍庫を上手く利用することで料理が楽になる
食材をあらかじめ調理する直前の大きさに切っておき、それをラップで包んだりジップロックに入れて冷凍しておけば、調理する前にそれを解凍して使えば調理時間を一気に短縮できます。
食材によっては解凍しないで凍ったままフライパンや鍋に入れて調理できるものもあるので、そういった食材はかなり楽に調理出来ます。
例えばお肉や魚だったら、調理しやすい大きさに切ってラップに包んでジップロックに入れておけば、焼く場合は冷蔵庫で解凍しておけばすぐに調理出来ますし、野菜類はあらかじめ軽く下茹でをしておいてから冷凍すれば、解凍してそのまま食べることもできれば、凍ったままスープに入れて調理も出来るのでとても便利です。
ご飯は炊いたお米を冷ましてからラップに包むか保存容器に入れて冷凍庫に入れておけば、解凍して使えばチャーハンなどの炒め物に使うと簡単にパラパラな食感に仕上げられます。
私は10日に一回ほど一気に野菜も肉、魚類も冷凍庫に仕込む日を設けていて、そこで調理しやすい大きさに食材を切って一気に冷凍保存します。
それを次の仕込みの日までに使っていき、それらの食材が残り2日分ぐらいになったら買い物に出かけて再度仕込むようにしています。
冷凍庫はもちろん調理済みの料理も冷凍出来ます。
調理済みの料理に限っては冷凍することによって風味がかなり落ちてしまうものがあるので気を付けなければなりません。
水分の多いおかずは解凍すると細胞が壊れやすくなっているのでグシャグシャになってしまいます。
カレーなどジャガイモが入っている料理などは冷凍してから解凍すると、ジャガイモの食感がかなり悪くなってしまうので、冷凍する前にジャガイモだけ抜いておくといいです。
作った料理を冷凍保存して失敗を繰り返していくと、自然とどういった料理が冷凍保存に向き不向きのかがわかってきますので、実験だと思って色々と冷凍してみるのもおすすめです。
電子レンジを使わないで解凍するのが理想
私は出来るだけ電子レンジを使って食べ物を温めたり、調理をしないようにしています。
理由はいくつかありますが、
まず電子レンジの加熱の仕組みを簡単に説明しますと、マイクロ波を食材に当てることによってその食材に含まれる水分を振動させ、水分子同士がぶつかった摩擦によって加熱されます。
カイロ大学のラドワン教授の研究によると、電子レンジのマイクロ波を食品に2秒当てると、その食材に含まれている酵素を全て破壊することを発見しました。
たった2秒だけですよ(笑)
さらに10分間当て続けると、タンパク質が有害な形に変性し、その食品の分子構造が変わってしまうこともわかりました。
人間の体は自然界に存在しない物質を代謝することができないので、分子構造が変異してしまった食品を食べるのも怖いですね。
他にも、分子を摩擦させて加熱する際に、その摩擦によって食品の分子構造を傷つけてしまい、食品に含まれるほとんどの栄養素(特に抗酸化物質やビタミン類)を破壊してしまうといわれています。
電子レンジの人体への危険性についてはいまだに多くの研究が行われており、人体に有害となる研究結果が出ても、電子レンジのメーカー側が、研究機関に圧力をかけたりしてその結果が表に出てこなかったりもします。
現在では電子レンジが100%体に有害かはわかっていませんし、まだ電子レンジが使われ始めてからの歴史が長くないので、電子レンジの安全性についてはまだまだ議論されそうです。
仮にもの凄く有害であったらすでに多くの国で使用禁止になっているはずですが、今のろ多くの国で使用されているのですぐには害が出ないということはわかっています。
それでも体に害が出る可能性が少しでもあり、食材に悪影響を与えるなら私は出来るだけ避けたいと思っています。
私は現在家に電子レンジを置いていないので、家で食品を温める方法はオーブントースターやフライパン、鍋などになってしまいます。
冷凍したものは次の日に使う分を計算して冷蔵庫に移して解凍するようにしています。
電子レンジなしの生活は慣れるまでは大変でしたが、試行錯誤しながら続けていくうちになんとかなりました。
私も外で食品を温める際には電子レンジを使うこともありますが、せめて家にいる時ぐらいは自分で工夫して使わないようにしています。
冷凍庫活用は慣れればとても楽になる
冷凍庫を活用しようと思った最初の頃は、私は一度に多くの食材を冷凍庫に仕込むので、食材を切ったり包んだりする作業を面倒に感じましたが、長期的に見ると毎日食材を切って調理している人に比べたら調理時間をかなり短縮できるようになりました。
調理した食品を冷凍しておけば、温めるだけですぐにご飯が食べられます。
このように、冷凍庫を上手に活用できるようになると少しの時間手間をかけるだけで多くの時間を節約できるようになります。
私は昼も夜も家にいないことが多いので、この方法で何とかわずかな自由時間を搾り取っていますが、仕事の後に家にいることが多い人は調理時間を短縮できれば自分のために多くの時間を割けるようになります。
何か資格のために勉強していたり、本を読んだり、趣味に時間を使えるようになるのでより人生の充実度も高まります。
ぜひ冷凍庫を有効活用してみてください。
あなたの健康を願っています。