経皮毒の危険性については↓の記事で述べているので、ここでは経皮毒の予防と対策を紹介します。
私は自分の持病である潰瘍性大腸炎について色々と調べている時に経皮毒について知りました。
この経皮毒も原因の1つではないかと思うようになり、経皮毒対策をするようになりました。
私はニキビや肌荒れも酷かったのですが、経皮毒に気を付けるようになってからは肌もきれいになりました。
経皮毒対策はそんなに難しい事ではないので、ぜひここに書いてあることを実践してもいただけたらと思います。
安全な製品を選択する
ほとんどの人が経皮毒の代表であるバス用品や、水回りの洗剤類などの成分がからだに与える影響を気にしてないと思います。
一番初めに意識することは、しっかりとパッケージの裏の成分表をチェックし、その製品が安全かどうかチェックすることです。
日用品にこだわらない人は値段だけ見て安い製品を買う傾向があります(私もそうでした)
何でもそうですが、安いものはコストを削減する為に様々な化学物質が使われています。
同じ洗剤でも全て化学物質で作られたものがあれば、全て天然成分で作られているものもあります。
これでは同じようで全く違う製品ですよね。
反対に、製品にこだわる人は便利で効果の高いものを選択すると思いますが、それが果たして安全なのか?というとそうではありません。
効果を上げるために強い化学物質を使っているので、確かに製品としての効果は高いかもしれませんが、それと同時に人に与える害も大きくなってしまうことが多いです。
子供ならなおさらです。
角質層が薄い分、大人よりも経皮吸収をしてしまいやすく、成長期の各器官に大きなダメージを与えてしまいます。
しっかりと知識を持ち、少しでも経皮毒の被害から自分や大切な家族の健康を守りましょう。
日用品に潜む化学物質
それでは日常生活でよく使う日用品で、化学物質を多く含んだ、気を付けたほうがいいものを場所別で紹介します。
全ての部屋
- 殺虫剤(ゴキブリ用・その他の虫用)、芳香剤、消臭剤、電気蚊取り、カーペット(防ダニ・抗菌剤)、化粧品、毛染め剤、エアコン(防カビ・抗菌材)、壁紙(防カビ・ダニ剤・防煙燃焼剤)、カーテン(防煙剤・抗菌材)など
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和室
- 畳の防虫加工紙
キッチンやお風呂などの水回り
- 台所用洗剤、食器シート(防カビ・抗菌材)、ハンドソープ、シャンプー・リンス、ボディーソープ、入浴剤、お湯に含まれるトリハロメタン、歯磨き粉(剤)、マウスウオッシュ、洗濯用洗剤、プラスチックなど
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寝室
- シーツなどへの抗菌・消臭剤、押し入れなどへの除湿剤、防カビ剤
庭
- 農薬(殺虫剤・除草剤)、殺菌剤
家
- シロアリ駆除剤、木造用防腐剤
ペット
- ノミ取り首輪
もう言い出すとキリがないですが、ザッとこんなものでしょうか。
日常にいかに化学物質が溢れているかわかりますね。
これらを全て避けるのは難しいですが、まずは自分の肌に触れるものには気を付けるようにしましょう。
体内の化学物質を除去するには?
体内に溜まってしまった化学物質は尿、便、汗、などによって排泄されます。
有害化学物質の中には脂溶性の物も多く、人間の脂肪に蓄積してしまうので脂肪を燃焼することで化学物質も同時に排泄されます。
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しかし気を付けなければならないのが、急激なダイエットです。
急激なダイエットによって多くの脂肪が燃焼されると、行き場を失ってしまった化学物質は血液中に溢れてしまい、人によってはアレルギー症状が出て、からだが炎症を起こして全身にアトピーが出たりしてしまいます。
また、半分以上脂肪で構成されている脳にまで、血液に乗って化学物質が侵入してしまい様々な障害が出てしまいます。
脂肪が多い人はその分化学物質が多くからだに蓄積しているので、急激なダイエットによるからだへの負担の事を考えても、ダイエットをする時は徐々に計画的に行いましょう。
また、からだが解毒をする際には酵素が関わりますが、酵素のはたらきにはビタミン・ミネラルが欠かせません。
野菜や果物などの多くのビタミン・ミネラルを含んだ食べ物を食べることによって、からだの有害物質の排泄を促すことができますし、これらの食材に含まれる酵素も摂取することで、解毒に使われる体内酵素を補うことができます。
酵素は生の食材に含まれるので、食事には必ず生の食べ物を取り入れましょう。
よい生活習慣を心がけることが一番
結局のところ、栄養バランスの取れた食事をして、適度に運動し、運動することによって睡眠の質が高まって、からだを元気に保つことができます。
このような生活をしていれば、免疫力も高まり、多少の化学物質ならすぐに排出されてからだに蓄積することもありません。
ストレスや疲労を蓄積させないように心がけ、食事の時にはファストフードやコンビニのご飯はできるだけ避けるようにしましょう。
コンビニのご飯を避けた方がいい理由は、食べ物に含まれている添加物だけではなくプラスチックの容器にも害があるからです。
お弁当のほとんどがプラスチックの容器にはいっており、石油からできています。
お弁当を加熱した際に、容器が溶けてダイオキシンやスチレンなどの環境ホルモンが食品に入り込み、それを食べることによってからだに環境ホルモンを取り込むことになってしまいます。
熱いお湯を使うカップラーメンの容器も同様で、食べているうちに容器に含まれる化学物質がどんどん溶けだしていきます。
コンビニ弁当を食べる際には過熱をしないか、もしくは別の容器に移し替えて食べるようにしましょう。
まとめ
- 日用品を買う時にはしっかりとパッケージの裏を確認してその製品が安全かどうか確かめる。
- 日常で使われているたくさんの製品には多くの化学物質が使われていますが、まず気を付けるべき製品は、バス用品や洗剤など、自分の肌に触れるものです。
- 化学物質は脂溶性であり、脂肪に蓄積するので。脂肪を燃焼することでからだから排出できます。 ただし、太っている人が急激に脂肪を減らしてしまうと、処理しきれない化学物質が血液中に溢れてしまい、アレルギー症状を起こしてしまうことがあるので注意しましょう。
- からだに化学物質を溜めないためには、栄養バランスの取れた食事、適度な運動、質の良い睡眠をとることによって免疫力を高めましょう。 健全なからだは、取り込まれた化学物質もスムーズに体外に排出してくれます。
家族で住んでいる場合、日用品を購入する人が、からだに害のない製品を買うことによって経皮毒の害から家族を守ることができます。
逆に購入者が気にしないことによって家族みんなが被害を受けてしまいます。
子供がいる家庭ならなおさらです。
ひと昔前にはこの世にこんなに化学物質は溢れておらず、昔の人たちはみんな知恵をふり絞って生活をしていました。
今の世の中は利便性を求めたことにより工業製品が増え、それと同時に生き物や環境に大きな悪影響を与えました。
それは当然人間にも返ってきます。
現代人は何かと忙しいので、昔の人たちと同じことをしろと言われても難しいですが、今の世の中では昔の知恵から発想を得て、人体や環境に害のない商品を作っている素晴らしい企業もあります。
このブログでも時々そういった商品を紹介していますし、今はインターネットがあるのでそういった商品もすぐ見つかります。
最初は調べるのが少し手間ですが、慣れてしまえば買い物に行くよりも楽になります。
少しずつでいいので化学物質から身を守っていきましょう。
あなたの健康を願っています。