前回の記事
この記事では、私が見てきたカナダの外食の食文化について紹介します。
多くの写真とともに思い出せる限り書いていきます。
私はカナダに住んでいる時は、平日は自炊し、週末は冒険して、最低でも1食は外食と決めていました。
週末に限っては、健康の事を考えず、経験だと思って色々な食べ物を食べました、一度に紹介しきれないので食べ物のジャンルごとに分けて紹介していきます。
この最初の記事では、カナダ(北米)の代表的な食べ物を紹介していきます。
北米の食べ物のサイズと味
まずカナダで主に食べられている食べ物を大雑把に並べると、ピザ、ドーナッツ、ハンバーガー、クッキーという感じです。
私がカナダに到着して一番最初に口にしたものは・・・
ウォーミングアップのスムージーから。
カフェは別にして、日本にあるチェーン店のスムージー屋さんは基本的に作り置きされていますが、カナダで私が見たお店は全てオーダーしてからその場で作ってくれます。
作り置きと違って酸化してないフレッシュなジュースが飲めるのが素敵です。
カスタマイズも自由にできて自分好みのスムージーを飲むことができます。
ただ、この時はカスタマイズを伝える英語力がなかったのでなんとか気合でオーダーしました。
ある程度英語が話せるようになってからは、店員さんにおすすめの組み合わせを聞いたりして色々と試していました。
そしてさっそく北米らしいハンバーガー。
店の名前が面白すぎて好奇心に負けました。
ハンバーガーの味は塩コショウのみで、肉の味をダイレクトに味わえます。
日本でも今年(2018年)渋谷にオープンしたので気になる人はぜひ太るの覚悟で行ってみてください。
Tim Hortons
カナダで一番大きなドーナツチェーンのお店でTim Hortonsというお店があります。
カナダといえばTim Hortonsで、多分カナダにあるお店の中で一番多いんじゃないかってぐらい店舗数が多く、カナダ全土に店舗があります。
フリーWI-FIがあり、コーヒーの一番小さなサイズは100円以下で買うことができます。
食べ物はサンドウィッチ、ベーグルサンド、スープ、ドーナツ、クッキー、フラッペなどが売っています。
ドーナツやクッキーは100~300円ぐらいの値段です。
日本で食べる甘いものに比べてとても甘いので、初めて食べたときはあまりの甘さに食べきれませんでした。
甘いのが苦手な人は一口食べただけで吐き出してしまうと思います。
夏は特にIce cupというコーヒー味のフラッペが大人気で、Tim HortonsのアイスコーヒーとIce cupを持って歩いてる人を街中でみかけます。
それと、カナダのホームレスはとてもアクレッシブで、よくここのコーヒーカップを片手に、街中や電車、バスの中で「Please change(小銭をくれ)」と聞き回っています。
もっと詳しく知りたい人は、英語になってしまいますが、ぜひサイトをチェックしてみてください。
カナダに行った際には、毎朝人々がTim Hortonsでコーヒーを買うために並んでる光景を見ることができます。
残念ながら2014年にアメリカのバーガーキングに買収されています。
ハンバーガー
カナダにはカナダのお店や、アメリカから来た様々なハンバーガーのお店がありました。
チェーン店のお店のハンバーガーをいくつか紹介します。
Carl’s Jr.
ハンバーガーよりも、このいかにもカロリーの塊のようなポテトの印象が強かったです。
このポテトを食べきるのがキツかった記憶があります。
日本にもいくつか店舗があります。
日本でもこのポテトが売ってるか見に行ってみましたが、さすがにありませんでした。
こちらはDQ(Dairy Queen)といって、ハンバーガーよりもBlizzardというシェイクのような飲み物が人気で、「逆さにしてもこぼれない」というキャッチフレーズで売っていて、店員さんはこのドリンクが作り終わると、お客さんに渡す前に必ず一度それを逆さにするパフォーマンスをしてから渡してくれます。
日本にも昔は店舗がありましたが、今は撤退してしまいました。
こちらはA&Wというお店で、湿布のような味がする炭酸飲料のルートビアが有名です。
日本では沖縄に複数店舗があります。
これはお店の名前は忘れてしまいましたが、メニューをみて衝撃を受けて思わず頼んでしまいました。
基本的にどこのハンバーガーも、日本と比べてパテが厚く、味付けは塩コショウのみが多くて、肉の味を楽しむ感じです。
他に味付けをしたい人は、ほとんどのお店には机の上ににケチャップ、マスタード、ビネガー、塩コショウが置いてあるのでそれを使います。
値段は大体一つ600~800円前後の値段で、セットにして1000円いくかいかないぐらいです。
とりあえず試しに食べてみましたが、大きく展開しているチェーン店のお店は、一度行ったらまた行きたいなと思うことはありませんでした。
次にレストランで出てくるハンバーガーを紹介します。
もの凄いボリュームです・・・
チェーンのお店に比べてハンバーガーがかなり大きく、ポテトの量が尋常じゃないです。
ハンバーガーと同じぐらいの体積のポテトが盛られていて、ほとんどの人がポテトを残していたので、もったいないなー思って見ていました。
北米のレストランは量がかなり多いので食べきれない人も多いです。
なので持ち帰り用の箱がどのレストランにも用意されていて、残した分は持ち帰るというのが一般的です。
値段はチップや税金を含めて1500~2000円ぐらいでした。
チップの相場ですが、あまり豪華ではないレストランは、料金の最低10%ぐらいで、フォーマルなレストランでは最低15%ぐらいでした。
もちろん接客やそこのお店が気に入った時などは自分が払いたい分だけ払えます。
ウェイターの人たちはチップを貰えるので、キッチンの人に比べて時給が低めに
設定されています。
各ウェイターは自分の接客範囲が決まっていて、その範囲の接客しかしません。
不便だなと感じたのは、日本だったらどのウェイターさんも対応してくれるのに、範囲が決まってるせいで、自分の座っている席のウェイターがくるまで長く待たされることが多いことでした。
人によっては自分が座っているエリアを担当しているウェイターの人に伝えてくれる人もいますが、人によっては、自分のエリアの接客が忙しく、呼びかけてもスルーする人がちょくちょくいました。
チップをより多くもらうために接客を頑張ってる人とそうでない人達がわかりました。
外食は税金も高く、チップも払わないといけないので、お金に余裕のある人でない限りは、日本と違ってあまり気軽に行けません。
調理をしなくてはならない食材は基本的に税金がかからず、外食が高いのも相まって、自炊をする人が多いのだと思います。
ピザ
ピザ屋さんは街を歩けばいたるところで見つけることができます。
北米のピザの特徴としては、イタリアのピザと比べてクラスト(ソースの無い部分)が厚く、もっちりとしていて、これがお腹いっぱいにさせます。
どこのピザ屋もお店に大きなごみ箱が置いてあるのですが、クラストの部分を残して捨てている人が多かったです。
私はしっかり最後まで食べてました。
日本と比べたら一枚のピザがかなり大きいので、注文するときは友達や家族でたべるために持ち帰りで一枚買うか、お店で食べる場合は一切れずつ別々の種類のピザをもらう形が一般的です
値段は一切れ200~300円ぐらいで、どこのお店も大体ピザ+100円で缶の炭酸飲料(英語だとPOPといいます)かペットボトルの水を付けることができます。
老若男女問わずみんなピザが大好きで、下校の時間帯になると、日本だと学校帰りに駄菓子屋に行くというような感覚で、多くの子供たちは学校帰りにピザ屋に寄って、コーラやスプライトなどの炭酸飲料と一緒に食べていました。
日常でも様々なイベント時には必ずといっていいほど登場し、日本でいえばラーメン的な国民食となっていました。
完全に「食文化が肥満を作り出している」なと感じました。
あまり北米スタイルのピザは好きではありませんが、美味しい所のは美味しいので、ぜひ行った際には美味しいお店を探してみてもらいたいです。
ちなみにこちらは、イタリアン人街に行った時に入ったお店で食べたイタリアンスタイルのピザで、クラストの部分が北米のピザと比べて薄く、食感はパリッとしていて、私はこちらのスタイルの方が好きです。
POUTINE(プーティン)
最初にカナダに来たときにカナダの人たちに、「カナダで有名な料理は何か?」とよく質問していて、一番多く返ってきた答えがこのPoutineでした。
フライドポテトにグレイビーソースとチーズカードという粒上のチーズをかけた料理で、スナック感覚で食べられます。
こちらのお店もチェーン店としてのお店がたくさん出ています。
さきにチェーン店のPoutineをいくつか紹介すると。
チェーン店のPoutineは四角い箱に入っていることが多く、大中小のサイズから選べるお店が多かったです。
真ん中の写真のお店は、Poitineを様々な国のテイストにアレンジしているお店で、写真のは、「韓国プルコギ風Poutine」です。
値段の相場は600~1000円ちょいという感じでした。
続いてレストランや個人のお店のPoutineを紹介します。
こちらはカナダの有名なお肉料理のお店が出しているPoutineで、ソースとチーズの上には刻まれたお肉が乗っていて美味しかったです。
こちらはバンクーバーで一番美味しいPoutineはどこかと聞くと、よく出てくる名前のPoutine専門店で、Fritz European Fry Houseです。
チェーン店のものと比べて見た目は変わりませんが、材料にこだわっていて、メニューは手作りソースにディップして食べるフライドポテトと、Poutineしかありません。
「ポテトにグレービーソースとチーズかけただけならどこもそんな変わらないだろ」と思ってましたが、ここのはかなり美味しかったです。
手作りのグレービーソースがかなり美味しくて、ここは何度か再訪しました。
バンクーバーのダウンタウンにあるので、旅行で行かれた際に「Poutineを食べてみたい」という人はここに行くことをおすすめします。
Fritz European Fry House – Vancouver BC -Davie & Granville
美味しいPoutineに出会ったのをキッカケに、他にも美味しいところがないかと探し回り、自分のお気に入りのお店を見つけました。
初めて行った時はポーションの大きさにビックリしましたが、レストランではスナックというよりもしっかりとした食事として出てきます。
小食の人は間違いなく食べきれません。
私も食べきれないときは残りをテイクアウトしていました。
ちなみにテイクアウト時はこのような感じになります。
ちなみに味はバターチキンです。
ここのPoutineはたくさんの種類があるので、何度行っても飽きませんでしたし、味も美味しいです。
このお店があるCommercial Driveという通りには健康食品のお店が多くあるので、買い物に行った際にたまに行っていました。
手作りのお店はチェーン店と比べてポテトはそんなに油っこくなく、ソースの味も濃すぎないので食べやすいです。
ベジタリアンのPoutineもあり、色々な人がこのお店を訪れていました。
値段の相場はそんなに変わりませんが、レストランだとチップが入ってくるのでその分高くなってしまいます。
ちなみにPoutine味のポテトチップスも売っていました。
ここで紹介したのはカナダの人が良く食べている食べ物ですが、多分日本人の人はここで紹介した食べ物をカナダの人たちのような頻度で食べれないと思います。
写真を見ただけでも気持ち悪くなったんじゃないでしょうか?笑
日本でもピザやハンバーガーを毎日食べないですよね?
私もたまに食べたくなった時に行っていたぐらいで、心から欲することはありませんでした。
北米の食を食べている時が特に食文化の違いを感じていました。
ただ、個人のお店のPoutineは美味しいので、好奇心のある人はバンクーバーを訪れた際にはぜひ足を運んでいただきたいです!
いい経験になるかと思います。
あなたの健康を願っています。