
前回はカナダ(北米)の代表的な食べ物について書きました。
カナダは多文化主義であり、様々な国の移民の人たちがいるので、多様性に富んだ料理を味わうことができます。
今回は、私が色々と食べてきた料理を紹介したいと思います。
ヨーロッパ系料理
最初はヨーロッパ系の料理を紹介します。
こちらはギリシャ料理。





ギリシャ料理は料理をオーダーした際に、必ず平たいパンが付いてきます。
一番下の料理は有名なcalamariというイカのフライとタコのフライの料理で、かなりポピュラーな食べ物です。
量が多いので、小食の人は食べきるのが難しいかもしれません。
次は白人の人がよく行くタイプのレストランです。






ヨーロッパ調の建物で中もオシャレな感じのレストランでは、客層的には白人の人が多くいます。
チップも多く支払わなければならないという暗黙の了解もあるので、食事代は大体ランチでは1500~3000円、ディナーでは3000~5000円はします。
料理の量はかなり多いです。
一番下のパンケーキはデザートで頼んだつもりが大きすぎて食べきれなかったのでお持ち帰りになりました。
私はお酒はほとんど飲まないのでお酒代はかかりませんが、お酒を飲む人はもっと高くなります。
白人系のカナダ人がよく行くお店がこんな感じのレストランで、あとは先に紹介したようなギリシャ料理、あとはフレンチやイタリアンなど各国の特徴のあるヨーロッパのレストランがあります。
カナダの人たちもお祝い事など、少し特別な時に行くことが多くて、「これぞ外食」というイメージでした。
中東系料理



中東系の多くは日本にも多くあるように、ケバブ屋さんや、あとは似たような料理で、写真のように野菜と肉を包んで中にソースを入れて包んだラップ系の軽食か、黄色いご飯の上に野菜と焼いたお肉を添えて、上からソースをかけた写真のような料理が多いです。



これらの写真はちょっと高級なレバノン料理のレストランに行った時のものです。
素材に軽く味付けをして焼き、特性のソースと絡めて食べるというスタイルが多かったです。
アジア系料理
韓国料理
まずは韓国料理から



私は特に韓国料理が好きというわけではないですが、友達が行きたいと言った時などにたまーに足を運んでいました。
日本よりも色々な種類の料理があったように感じました。
フィリピン料理




私の食べたフィリピン料理のイメージは、「味が濃くて量が多い」です。
とにかく量が多かったので、毎回持ち帰りをしていました。
一番下の料理はハロハロといって、フィリピンの言語であるタガログ語で「混ぜこぜ」という意味です。
日本でもミニストップが同じ名前の商品を出していて有名ですね。
本当のハロハロはもっと色んなものが入っていました。
中華料理
続いては中華料理です。





カナダには本当にたくさんの中国人の移民がいて、色んな中国の地方から来ているので、地方ごとの中華料理が食べれます。
中国人の友達に聞いて、色々な中国の地方の料理を食べました。
写真の唐辛子のたくさんかかった魚料理は、見た目通りに辛かったです・・・
インド料理



インド料理はごくたまに食べに行っていたのですが、私は基本的にバターチキンカレーをよく食べていました。
ほうれん草のソースにカッテージチーズが入ったパラックという料理がおすすめです。
ベトナム料理
私がカナダで一番行ったであろうレストランがベトナム料理のレストランです。






ベトナム料理と言えば米粉ででできたヌードルの、PHO(フォー)が有名ですが、どのレストランにも魚介類、牛・豚・鶏の各種肉類、ベジタリアンなど、かなりの種類のフォーがあるので、最初の頃は色々と試していました。
それに加え、生春巻きやベトナム式サンドウィッチをよく食べていました。
私がベトナム料理のお店によく行っていた理由は、基本的に野菜が多く、動物性の食材を一切使っていないベジタリアン料理の種類多くあったので、お肉を食べたくない時に特によく行っていました。
基本的にカナダの肉料理は肉の量が多いので、肉料理を食べた次の日などはよくベジタリアンフードを食べていました。
下からあ3番目の写真のように、肉の代わりとしてよく豆腐が使われていました。
肉好きな人もガッツリと食べれる肉料理も豊富にあるので、ベトナム料理は、私の中ではなんでもそろってる最強の場所でした。


メキシカン料理
私がベトナム料理の次によく食べていたのがメキシカンフードで、色々なお店に行きましたが、友人に教えてもらったお店が凄い美味しくて、よく通っていました。

名前の通りのメキシカン料理のお店です。
週末の営業時間のアバウトな感じも素敵です。
料理はこんな感じです。




メキシコ料理のほとんどは、メキシコ人の主食であるトルティーヤと共に出てくるか、トルティーヤで挟んだり、巻いたりした料理が多いです。
タコスやブリトーが有名ですね。
私は写真一番上の、肉やチーズをトルティーヤで巻き、それを焼いて唐辛子ベースのソースと絡めた、エンチラーダが好きです。
南米では、豆類や穀物類を使った料理が多く食べられているので、食物繊維の摂取量が多く、排便量が多いことで有名です。
食文化として食物繊維を多く摂取している文化も、私がメキシコ料理を好きになった理由の一つです。
メニューにも多くのベジタリアン料理がありました。

こちらはブリトーをテイクアウトしたのですが、「トルティーヤで巻かない」という選択肢があったので試しに頼んでみたらこのまま渡されました笑
巻かれているものをかぶりついて食べるのが嫌な人にとってはいいかもしれません。
私はかぶりついて食べる派です。

お店によっては毎週火曜日に「Taco Tuesday 」といって、タコスが安くなります。
大体どこも一つのタコスが2~300円ぐらいするのですが、それが1$(約100円)で買えます。
これだけ食べて500円以下は素晴らしいですね。
夜になるとどこも混みやすいので、私は夕方頃に行っていました。
写真を見返しててまた食べたくなってきました・・・
先住民料理
友達に「カナダの先住民が出してるレストランがあるから行ってみない?」と誘われたので、好奇心の強い私はもちろん行くことにしました。

入り口はこのような感じで、先住民食とアートと書いてあります。


店内には色々なカナダの先住民の人たちのアート作品が置いてあって、私が訪れた時には、調理してる人からウェイターまでみんなカナディアンネイティブの人達でした。
カナダはサーモンが有名で、店名にも書いてあるサーモン料理を進めていたのですが、友達はバイソンのハンバーガー、私は鹿の一種である、エルクのハンバーガーを食べました。

パンは先住民の主食みたいで、店員の人に熱く語られました。
たしかにこのハンバーガーに使われているパンは美味しかったです。
鹿肉はこの時初めて食べましたが、そんなに臭みもなく食べれました。
友達が食べていたバイソンの方が少し臭みがあったような気がします。
ここは調べてみたらバンクーバーでは結構有名なレストランでした。
独特の雰囲気と、日本では味わえない料理が楽しめるので、好奇心のある人は行ってみてください。
カナダの日本食

もちろんカナダにも多くの日本食レストランがあります。
私も日本人なので、たまには日本食が食べたくなり、時々日本食レストランに行っていました。
しかし、長い距離を渡って伝わったためか、だいぶ見た目が変わっています。
寿司
まずはお寿司から紹介します。






巻物はドラゴンロールとかニンジャロールとかそういった名前の物が多かったです。
さすがに「Samurai Power」を見た時は吹き出しました。
それに一番下の料理は「寿司ピザ」です笑
日本も色んな国の料理を日本版にアレンジしているように、カナダでも同じことが起こっていました。
カナダにあるほとんどの寿司や日本食レストランは中国人か韓国人によって経営されているのでこんなことが起こるのでしょう。
シャリが酢飯じゃない所もありますし、出汁も知らないと思うので、お湯に味噌を溶いただけの味噌汁が出てくるところも普通にあります。
「海外で店出すならプライド持って自分の国の料理だせよ!」と最初は思いましたが、日本食の世界的なマーケットは拡大しつつあるし、実際に日本人からしたらありえない日本食ですが、カナダの人たちはこれを日本食だと思って食べています。
自分の国の誇りよりも、お金を取れる彼らから学ぶこともありました。
日本人があまり海外に進出しないのも彼らにとっては都合がいいのかもしれません。
ちょっと高い寿司屋にも行ってみました。

ここも創作の寿司でしたが、高いだけあって味は美味しかったです。
ラーメン








最近はあまり食べませんが、高校生の時は日本で色々なラーメン屋さんへ行くほど大好きだったので、期待してラーメン屋へいきましたが、最初は見た目はちゃんとしてるので、「お!!」となるのですが、どれも一口スープを飲むと「マジか・・・」となりました。
まず、どこのラーメン屋さんも、日本のラーメンと比べるとスープがぬるいです。
多分あまり暑い食べ物に慣れてないカナダの人たち向けに作っているのだと思います。
悔しくて色々と美味しいところがあるか探したのですが、結局みつかりませんでした。
どのラーメン屋さんも、日本の普通のレベルのラーメン屋さんよりも美味しくないです。
ある程度試してからは、美味しいところが見つからないことを悟って、ラーメン屋には行かなくなりました。
旅行でカナダに行った際は、試しにラーメン屋へ一度行ってみるのはいいかもしれませんが、それだったらカナダディアン料理が食べれるレストランへ行った方がいいです。
その他日本食
割と多くの寿司屋以外の日本食レストランは、日本人の人によって経営されていました。




それでもカナダの人向けにアレンジしてました。
一番上の写真の料理はたしか「Rice Wrap」でしたが、まさにその典型だと思います。
カツ丼を見つけた時は、「まさかカナダでカツ丼を食べられるのか」と感動しました。

ウナギもありました。

それに鍋も笑

冬には「日本式のHotpot(鍋)」があるから食べに行こうよといわれ、「本当に鍋が食べれるのか?」と疑問に思いながら行ってみたら本当にありました。

さらに、写真は見辛いですが、ここは日本のようにチップをお客さんに払わないように注意書きまでしていました。
バンクーバーの路上では、JAPADOGという文字の書いてある屋台を見かけることがあります。
そこでは、日本の料理をはさんだホットドッグが売っていて、結構人気みたいです。

私はこの時、ソーセージの代わりにエビの天ぷらがはさんである、「EBI TEMPURA」と、ソーセージの上に大根おろしとポン酢がかかっている「OROSHI」をオーダーしました。
味は日本人の私からしたら特に特別美味しいというわけではありませんでしたが、面白いなと思いました。
ほかにもたくさんのメニューがあるので、気になる人はリンクを貼っておくので見てみてください。
JAPADOG – JAPADOG – Japanese style Hot dog in Canada
カナダで日本の食べ物を食べての感想は、残念ながらどこも日本にあるレストランと比べたら味は劣ります。
日本国内で日本食で勝負するとなれば、もの凄く競争率が高いので、常に進化しなければなりません。
もちろんカナダという別の国で勝負することによって、最初は言葉や法律なども違うので立ち上げまではとても大変だと思います。
しかし、日本食の競争率は低いので、ビジネスとして成功する確率は高くなりますよね。
手に入りづらい日本の食材もあるので、どうしてもクオリティーは国内に比べて落ちてしまいますが、それでも日本食を海外に広めて、それがきっかけで日本に興味を持ち、日本に来る人たちもいると思うので素晴らしいと思います。
ここで私は思ったのですが、日本食を日本人の私が食べて、自国の料理との違いを感じているので、他の国の料理も実は同じなんじゃないかと思いました。
そこで、カナダじゃない自国で育った人に、「母国の料理と、カナダにある自分の国の料理を比べて違いがあるか?」と聞いたら、ほとんどんの国の人が違うと言っていました。
それに気付いてからは、例えば私が○○料理を食べてみたいと思って、知り合いにその国の人がいたら、その人おすすめのレストランを聞いていました。
知り合いにいなかった場合には、ネットで検索する際に、「その国の人がすすめる、カナダにあるその国のレストラン」を検索しました。
美味しいメキシカン料理が食べたかったらカナダに移民してきたメキシカンに聞くのが一番早いということです。
あとは、カナダでは初めて人に会った際に、どこから来たかをよく聞きあうので、その時に、その会った人おすすめのその人の国のレストランを聞いていました。
アフリカ料理のレストランはあまり見かけなくて行けなかったので、日本で探してみようかなと思います。
日本にいるよりももっと手軽に色々な国の料理が楽しめるのでとても楽しかったです。
他の国のレストランに行くと、そこの食文化に触れることができるので、それもまた楽しみの一つでした。
一つ気を付けてもらいたいのが、カナダには高くてもあまり美味しくないレストランがたくさんあるので、はずれを引くのを楽しめない人は、しっかりと調べてから行った方がいいです!
次は健康意識の高い人が行くレストランの紹介をしたいと思います。
あなたの健康を願っています。