カナダには本当にたくさんの種類のレストランがあって、多様性に富んでいます。
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私は潰瘍性大腸炎を発症してからは、お肉を使った料理を食べ過ぎないようになり、その代わりにベジタリアンの料理に興味を持つようになりました。
食材の質もできるだけ気にするようにしています。
今回は、バンクーバーにいた時に行った、健康意識の高い人たちが行くようなお店をいくつか紹介したいと思います。
ベジタリアンレストラン
北米の食文化として、多くのピザやハンバーガーのお店があると別の記事でお話しました。
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そこで私は、「もしかしたらハンバーガーとピザがこの国で人気なら、探せば質の高いそれらの料理が食べられるのではないか」と思い探してみたら、たくさんのお店があったので、色々と回ってきました。
いくつか紹介したいと思います。
まずは家の近くから探してみようと探してみて、ヴィーガン(完全菜食主義)用のピザ屋さんを見つけました。
Vegan Pizza House | Vancouver, BC | (604) 248-5336
当時住んでいた家から自転車で20分ぐらいで行けたので、たまにピザが食べたくなった時は通っていました。
もちろん、味が美味しいのも何度も通っていた理由です。
遅くまで営業していたのもよかったです。
ピザの種類も豊富にあり、好きな味で組み合わせて作ってもくれます。
チーズは動物性の材料から作られていないヴィーガンチーズで、ヴィーガンチーズのほとんどはココナッツオイルなどの植物性の油を加工して作られています。
他にもパスタやグラタン、サンドイッチのようなものなどもあり、植物性の材料から作られたヴィーガンミートというものをお肉の代わりに使っています。
チーズも肉も植物性のものなので、普通のピザよりも重くなく、たくさん食べれてしまいます。
ここのオーナーのおじさんや従業員の人がとてもフレンドリーで、話しかけてきてくれるのも素敵でした。
値段も1000~2000円ぐらい出せば満足できるのでリーズナブルです。
そしてちょうどそのお店の反対側にはベジタリアン専用のベトナム料理屋さんもあって、そこもたまに行っていました。
フォーは、スープも植物性の材料のみからしかできていなくて、春巻きはエビやお肉の代わりとして豆腐が使われていました。
次は、バンクーバーでかなり有名なAcornというお店を紹介します。
店内はかなりオシャレで、私が行った時はほとんどカップルしかいませんでした。
ここはバンクーバーのローカルのグルメな人達にとってはかなり有名なお店で、バンクーバーの有名な雑誌の賞を取ったりもしていて、創作のベジタリアンフードを楽しめます。
料理はこんな感じでした。
どれもとても美味しくて、私が今まで食べたベジタリアン系のレストランの中で一番美味しかったです。
メインは私はパスタを頼んで、写真最後のスイーツはとても美味しくて、食べ終わるのが嫌でした笑
ベジタリアンフードの需要が高い場所でないとこのクオリティーの料理は食べれないんだろうなーと感じました。
お店の人は凄い親切で、メニューでわからないところも丁寧に説明してくれました。
野菜は手に入れられる限りオーガニックの野菜を使っているそうです。
これだけ食べて、2人で行って1人5000円ぐらいだったので安くはないですが、行く価値はあります。
とても人気なお店なので行く際は予約してから行った方がいいと思います。
KITSILANO(キツラノ)
私がバンクーバーに住んでいる時に好きだった場所でキツラノという街があります。
電車が通っていないので、車の無い人はバスで行けます。
とてもオシャレな街で、キツラノビーチという有名なビーチがあります。
とても人気の場所で、バンクーバーの中でも特に土地代が高い場所で有名です。
キツラノに住んでいる人たちはお金持ちの人が多く、健康意識の高い人も多いので、オーガニック系のカフェやレストラン、天然酵母で作られたパン屋さんなどが多くあります。
良質な食材を扱っているお店もたくさんあるので、私にとってはたまらない場所でした。
最初に行った時はベジタリアンのカフェに入りました。
たしかレンティルという豆のスープと、ブリトーを食べました。
街を散策しているとオシャレな家がたくさんありました。
初めて行った時は適当に調べておしゃれなレストランに入りました。
Aphrodite’sOrganic Cafe
お店の外観はかなりオシャレでした。
あとから人気のお店だということを知りました。
写真は撮ってませんでしたが、パイが有名なお店で、豊富なパイを楽しめます。
料理の食材のほとんどがオーガニック食材で、お肉も抗生物質とホルモン剤の入っていないものを使っていました。
こういうレストランではそれがスタンダードです。
キツラノで人気のレストランが、このTHE OAKWOODというレストランです。
メニューにもしっかりと、オーガニックの食材を使っていることや、動物性の食材のエサもオーガニックで、遺伝子組み換えでないことなどが書いてあります。
友達がエッグベネディクトを選んで、私はお肉料理を頼みました。
私が頼んだ料理も美味しかったですが、エッグベネディクトが多分一番人気の料理で、少し分けてもらいましたが、とても美味しかったです。
店内は落ち着いていて、とても雰囲気のよいお店でした。
キツラノビーチからしばらく歩くと、だいぶ人が少なくなってサンセットがとても綺麗に見えました。
この時は本当に綺麗で、「自分が病気になったおかげで今この景色を見れているんだなー」と思い、病気に感謝していました。
こうやって自然の風景を見たり素敵な人達に出会うことによって、心の傷は少しづつ癒えていきました。
アサイーボール
ここで1つ、私のアサイーボールストーリーにお付き合いください。
私が大好きな食べ物の1つに、アサイーボールがあります。
アサイーボールとの初めての出会いは、私が高校を卒業してハワイに3ヶ月間格闘技留学をしに行った時のことです。
その時に初めてアサイーボールを食べて完全に恋に落ちました。
それから日本に帰ってきて、アサイーボールを食べれるお店を探しましたが、当時はまだアサイーボールの認知度がほとんどなく、一部のお店でしか食べられませんでした。
それでもいくつかのハワイアンカフェで食べることができましたが、私がハワイで食べたものよりも量が少なく、見た目ばかり無駄にオシャレにして、ハワイにあったようなワイルドなアサイーボールが食べれるお店はほとんどありませんでした。
しばらく時が経ち、モデルさんなどがアサイーボールを紹介するようになり、認知度が
徐々に上がってくるのと同時に、市場も少しづつ大きくなって、一般のお店にもアサイーボールを作るのに必要な冷凍のアサイーピューレが置かれるようになりました。
それからは、そのピューレを使って試行錯誤し、自分で納得できる最高のアサイーボールを完成させることができました。
食べさせた人皆から高評価で、かなり自信があります。
それぐらいアサイーボールが好きな私なので、カナダでもアサイーボールを食べれるお店を探し回りました。
こちらはオーガニック食材でできたアサイーボールが食べれて、美味しかったです。
こちらも若い女性が多くいる、ヘルシー系のカフェのアサイーボールです。
しかし、私が求めているのはこれらのオシャレな系アサイーボールではありません。
そして、色々と歩き回り、何とか求めていたアサイーボールに出会うことができました。
それがこちらで、見てもらえばわかる通り、手の中に納まりきらないほどの大きさです。
ハワイではこれが標準サイズでした。
これはカフェではなく、サプリメントショップに併設されている、プロテインドリンクなどを売っているところで見つけました。
味も量も満足で、ここを見つけてからは、機会があれば食べに行ってました。
そして、もちろんカナダでも自作のアサイーボールを作りました。
カナダでオーガニック食材たちに出会った時に、「ここなら究極のアサイーボールを作ることができるかもしれない」と思いました。
そして、オーガニックのアサイーピューレ、オーガニックのフルーツ、オーガニックのハチミツ、オーガニックのグラノーラなど、すべてオーガニックの食材を使ったアサイーボールを作りました。
完全に自画自賛ですが、味は文句なしに美味しくて、とても満足しましたが、同時に「日本に戻ったらこれを手軽に作れないのか」と思うと少し悲しくなりました。
思った事
カナダで健康意識の高いようなレストランやカフェに行って思ったのは、客層が圧倒的に白人の人たちが多かった事です。
健康食品の売っているお店も同じです。
それだけ、同じカナダ人でも、白人系の人達の食に対する意識は高いのでしょう。
ヨーロッパでは食材の質はかなり重要視されているので、移民してきてもそこは変わらないのだと思います。
日本よりも人々が食材の質に気を使う分、質の高い食材を作る人たちが増えて、それを取り扱うお店が増え、さらにその食材を使ったレストランやカフェが増えます。
カナダにいる時に、一人一人の食に対する意識がいかに大事かを形として見せつけられました。
買い物は投票なんですね。
日本でも、食に対する意識を高めるために、私も日本に帰ってきてから少しづつ情報を発信していくことにしました。
このブログを見て、少しでも食に対する意識が変わる人がいたら、嬉しく思います。
あなたの健康を願っています。