私は潰瘍性大腸炎になってから、あえて自分への試練として、海外に行くようになりました。
潰瘍性大腸炎の人ならわかると思いますが、海外となると、食べ物やトイレなど、色々と不安要素だらけです。
それでも、難病だからと自分の人生の楽しめる幅を狭めたくないので行くようになりました。
カナダに住んでいた時のことはまた別の記事で書きたいと思うので、ここでは旅行に行った国のその時あった出来事や、トイレ事情、食べ物の事などを書いていきたいと思います。
主にトイレにフォーカスして書いていきます笑
東南アジア
私はあえて、トイレなどがしっかりしていなさそうな東南アジアの何ヵ国かに旅行に行きました。
1つずつ簡単に紹介していきます。
マレーシア
写真は、かつて世界一の高さだった高層ビル、ペトロナスツインタワーです。
まずマレーシアに着いた時に空港のトイレをチェックしました。
私は、行った事の無い国に初めて行くときは、まずその国の空港のトイレチェックから始めます。
なぜならその国のトイレがどのようなスタイルかがわかるからです。
空港には紙(トイレットペーパー)がついています、注目は左横にあるシャワーです。
空港の外に出ると、マレーシアのほとんどのトイレには紙がついていません笑
日本のみで育った環境からすると最初は衝撃を受けます。
これは中心街であるクアラルンプールの街並みです。
写真の中央にマクドナルドが見え、この写真からでは見えませんが、スターバックスがマクドナルドの横にあります。
アメリカの大手チェーン店である両方のお店のトイレにもペーパーはありませんでした。
基本コンビニなどでペーパーを買って持ち歩いてました。
現地の人は、シャワーで洗い流して(手動ウォシュレット笑)、お尻が濡れたままパンツを穿くみたいですが、日本で育った私にはできませんでした・・・
カエルを使った料理や、マレーシアにあるファミマの限定おにぎりもチャレンジしました。
外国に来たら、お腹の事よりも自分の好奇心に従います。
たとえトイレ環境が良くない国でも・・・
観光は、山にある寺院など、ある程度有名な観光スポットに行きました。
ちなみにここはBatu Cavesという場所で、上にある本殿に行くまでに272段の階段を上らなければなりません。
ここではあえて本殿の写真は載せませんが、たくさんの神様に会うことができます。
どうしても気になる人はググってください。
カンボジア
私はこの旅では、首都のプノンペンではなく、Seam Reapという街に行きました。
ここでの移動は基本的にこのトゥクトゥクという乗り物に乗って移動します。
神秘的な遺跡がいたるところにあり、とてもワクワクしながら冒険しました。
遺跡の前には子供たちがいて、観光客を見つけると、お土産を売るために近づいてきます。
まだ子供なのに、英語・日本語・中国語をカタコトですが使いこなし、学校に行くためにお金を貯めています。
この状況を生で見て、日本がいかに恵まれているか感じました。
有名なアンコールワット。
遺跡の頂上から見た景色はとても綺麗でした。
虫。
サソリ、タランチュラ、ヘビをいただきました。
味ですか?
看板に書いてあるとおり、美味しかったです。
繁華街では観光客が酒飲みながらワイワイやってる中、女の子が裸足でごみ袋を持って徘徊していました。
私はこれをみて「贅沢はできるだけしないようにしようと決めました」
そしてカンボジア最終日には、人生で初めて銃を撃ってきました。
世界で最も使われた銃といわれるAK-47と、ハンドガンを撃ってきました。
撃った時の衝撃は半端ではなく、私は格闘技をやっていますが、格闘技が銃の前ではいかに無力かを思い知りました。
カンボジアのトイレ事情ですが、驚いたことに、ほとんどのトイレにペーパーがついていました(手動ウォシュレットもです)
ご飯は中華料理のような炒め物が多かったです。
カンボジアはとても神秘的なところで、いつかまた来たいなと思いました。
タイ
この時はタイは2回目で、古都チェンマイへ行きました。
私はバンコクよりもチェンマイが好きです。
日本で例えると東京よりも京都が好きという感じです。
タイも有名な街だったら当たり前にトイレットペーパーが付いています。
しかし、前にタイに来た時に行った島には、紙も、シャワーもなく、水洗式でもないトイレでした。
大きなバケツに水が入っていて、桶があるだけでした笑
使い方がわからなかったのでそこではトイレはしませんでした。
紙を持ち歩かないとローカルエリアは危険です。
チェンマイは大丈夫ですので安心してください。
この時も前回チェンマイ行った時に行った寺院、ワット・プラタート・ドイステープへ行きました。
チェンマイで一番有名であろう寺院で、この寺院のほとんどが金色に輝いていてとても美しいです。
ただ、山頂にあるので行くのに少し時間がかかりますが、山頂から見える景色もとても綺麗です。
そして恒例の虫チャレンジ。
サソリやタランチュラに比べたら、幼虫系は美味しくいただけます。
食べ物は、ローカルレストランでパッタイとガパオをいただきました。
両方合わせて500円しないです。
ただし、ローカルレストランは辛いですし、衛生状態もあまり良くないと思いますので気を付けてください。
私はお腹やられました笑
そして私の好きなマンゴースティッキーライス。
ココナッツミルクと混ぜた甘いご飯とマンゴーを組み合わせたデザートで、初めて食べた時は「ご飯にマンゴーって嘘だろ?」と思いましたが、食べてみたら、モチモチの甘いお米とマンゴーの絶妙にマッチした味の虜になりました。
ちょっとオシャレなカフェに行ったら、オシャレなのが出てきました。
そしてタイと行ったらムエタイ。
格闘家として本場のムエタイを体験してみて、様々な発見があり、次に来るときはムエタイだけをしに来ようと思いました。
そして、日本食が恋しくなり、日本食が食べれるレストランを探したら、まさかの無農薬米で作った酵素玄米の食べれるお店を発見し、行ってきました。
日本語のメニューがありました。
最初にグリーンスムージーをいただきましたが、暑い夏には最高でした。
そして玄米酵素セット。
10日ぐらいの「ザ・和食」に感動しました。
チェンマイで日本食が食べたくなった時はおすすめです。
そしてタイマッサージで疲れを癒し、最後の国、中国へと向かいました・・・
中国
最後は中国、上海
上海を経由して日本に帰った方が航空券が安いという理由で上海に行ったのですが、とても強烈でした。
着いたらまずはファミマを見つけたので突撃しました。
レジの横はさすが中国なだけあって大量の中華まんが陳列されていました。
街を歩いているとカオスな光景をたくさん見ることができます。
上海で放置自転車をするとこうなります。
おばちゃんがこんな感じで自転車に発泡スチロールを積んで運んでいましたが、この写真を撮った2秒後には、後輪を段差にのせようとした瞬間に崩壊しました笑
荷台に乗せるのを手伝ったら謝謝言われました。
夜の上海の街はこんな感じで、香港に似てました。
お寺で関羽の像を発見しました。
上海を歩いていて気付いたこと、まず、バイクが車道から歩道に突っ込んできます。
しかも中国のバイクは電気で動いていて、後ろから来ても音がしないので結構危ないです。
信号はありますが、守らない人が多いです笑
警察が交差点に立っていることが多いのですが、思い切り赤信号をシカトして歩いている人たちに笛で警告しますが、それもシカトです。
次にトイレ事情ですが、どのトイレも基本的に汚いですし、トイレットペーパーを置いているところは私が行ったどのトイレにもありませんでした。
たぶん置いておいたら全て盗られるからでしょう。
大都市上海のトイレですら最悪なので、都市部から離れたらどうなんだろうと思いました・・・
この国は潰瘍性大腸炎の人にはなかなかキツイです。
そんな上海でも唯一良かったところと言えば、ご飯が美味しかったです。
本場の点心、特にこの中華まんは蟹が入っていてとても美味しかったです。
レストランも入りましたが、中国では簡単な英語も通じないので、とても苦労しました。
ここは泳いでる魚を自分で選んで、それを鍋にしてもらうというスタイルで、これを理解するのにかなりの時間がかかりました。
魚の大きさによって鍋の値段は変わります。
メニューは全く読めないので適当に頼み、来たのがこちら
味は美味しかったです。
薬味がたくさんあり、飽きずに食べることができました。
上海のレストランでは、水や、口を拭くための紙などは一切置いていませんでした。
そういったものが無料で提供される日本は、改めて凄いなと感じました。
中国という他のアジアの先進国を見て、日本で成り立っていることのほとんどが、日本人のモラルがあってこそなんだなと 感じました。
中国は日本で無料でもらえるもののほとんどがもらえないですし、インターネットも中国のサービスしか使えません。
VPNという他の国の回線を経由して、日本や他の国のアプリや検索エンジンを使う方法がありますが、とても回線が不安定で、さらにVPNも中国政府が規制しようとしているので今後どうなるかわかりません。
私にとってトイレはとても大事なのですが、英語でトイレといっても中国では通じないので、中国語で「トイレはどこですか?」という言い方をこの旅で覚えました笑
空は、空気汚染のせいか常に濁っていました。
感想
この時の東南アジアと中国の旅は、たくさんのことを考えるキッカケとなりました。
東南アジアの国々は、人々が日本人よりもお金を稼げていない人が多かったですが、見ていて陽気な人が多い印象でした。
食べ物は衛生面があまり良くないせいか、私はお腹をやられてしまいます。
それでもずっと住んでいたら慣れてくるのかなーと思いました。
中国はもう人々のモラルの無さにただただ言葉を失って、最後の方は友達と笑っていました笑
あまり悪口は書きたくないので詳しくは書きませんが、ここに貼った何枚かの写真から感じ取っていただけたらと思います。
行った4つの国の中で、唯一「もう二度と行きたくない」と思ったのが中国でした。
ぶっちゃけ潰瘍性大腸炎の人がこれらの国に行くのはなかなか大変なので、興味がない場合は、もう少しインフラの整った国に行くことをおすすめします。
それに、最悪症状が悪化して病院に行くことになったら、もっと大変だと思います。
私はそれでも、行きたいと思った国にこれからも行きたいと思います。
調子が悪くなったら、「その時に考えるスタイル」で笑
あなたの健康を願っています。