炎症性腸疾患の人たちにとっては健常者と比べてトイレに行く頻度が多くなるので、多くの方は常にトイレに行けるようにして日常を過ごしていると思います。
それでも、移動中に急激にトイレに行きたくなってしまうことがあります。
もしそこが繁華街などであれば、トイレをかしてもらえる可能性が低くなってしまいます。
今回は私の経験から、トイレをかしてもらえる可能性の高い場所を紹介します。
都市部の繁華街で急激にトイレに行きたくなった時
まず、よく出かけに行くであろう繁華街でのトイレ探しのコツです。
ほとんどの繁華街では人が多くて汚されやすいので基本的にコンビニはトイレをかしていない所が多いです。
繁華街でトイレに行きたくなってコンビニに駆け込み、「トイレはかしていません」と言われた時の絶望感は半端じゃないです。
それでは繁華街でトイレの使える場所を紹介していきます。
商業施設の中のトイレ
繁華街には商業施設が多いのでその中にあるトイレを利用するのがおすすめです。
商業施設のトイレは基本的に綺麗ですし、個室の数も多いので快適に用を済ませる可能性が高いです。
もし個室が埋まってても別の階にもトイレがあるのも安心です。
これは私が一番使う手段です。
駅のトイレ
お腹の調子が良くないときは繁華街に出る前にその駅のトイレを利用しておくのをクセづけておくのがいいです。
でも、電車を利用せずに繁華街に出た場合で、駅周辺でトイレに行きたくなった時は、駅員さんに頼めば、トイレだけ利用できることも多いです。
大きな駅の場合は商業施設が併設されている場合が多いので、トイレを利用できるところが多いです。
チェーンの飲食店
炎症性腸疾患の人は食に気を付けている人が多いと思うので、チェーンのお店に行くことはほとんどないと思いますが、急激にトイレに行きたくなった時は救世主になります。
座ってゆっくり食べるところでは、トイレだけ借りて出るというのは難しいですが、ハンバーガー屋などテイクアウトの出来るお店では借りやすいです。
やっぱりおすすめはマクドナルドで、全国のほとんどの繁華街に入ってると思いますし、見つけやすいです。
トイレを借りただけでは申し訳ないという人も、用が済んだら飲み物だけでも買えるので、ハンバーガーを食べない人でもおすすめです。
オフィスビル
大概の場合は上記の場所でトイレを済ますことができると思いますが、繁華街から少し離れたところに用がある場合でトイレに行きたくなってしまった場合は、オフィスビルに入れば、共用のトイレがあることが多いです。
しれっと入ってサクッと済ませれば問題なしです(笑)
パチンコ屋
ここは僕一番のおすすめの場所です!
パチンコ屋はどこにでもありますし(田舎程デカい笑)、パチンコを打ってる人たちは基本的にトイレに行きたくても打ってる最中はなかなか行けないので、トイレが空いてます。
店員の人と接触する必要のない無いことが多いですし、さらに最近のパチンコ屋のトイレは綺麗なので快適です。
私はパチンコを打ったことがありませんが、何度もパチンコ屋のトイレに救われています。
本当にヤバイ時は野糞
「お腹がゆるくて長時間我慢できない!近くにトイレがありそうな場所が全くない!」という時は、最終手段、「野糞」です(笑)
繁華街なら上記の場所でトイレに行くことができますが、郊外を歩いている時などで急な便意が来ると絶望的です。
そんな時は近くの駐車場の草むらなどでするしかないので、お腹のゆるい日はそういった時のために多めのポケットティッシュやトイレットペーパーを 持ち歩きましょう。
私はこの方法で何度かピンチを切り抜けています。
これは最終手段ですが、炎症性腸疾患の人はこの方法をとらなければならないこともあると思います。
海外編
実はこの困った時のトイレ探し、海外に行った時はよりハードになります。
モールでショッピングをするだけでしたら問題ありませんが、海外ではコンビニにお客さん用のトイレが無い所がほとんどです。
海外で街を歩いていてトイレに行きたくなってしまった時、まず一番に探すべきは、マクドナルドなどの世界規模のチェーンのファストフード店を探すのがおすすめです。
マクドナルドやバーガーキングにはよく助けられました。
あとは、その国のチェーンのファストフード店を覚えて探すことです。
どの国にもその国で有名なチェーン店があるので、渡航前に調べておいて損はありません。
あとはピンチになった時はカフェなどの飲食店を利用するしかありません。
ここで気を付けなければならないのは、そのお店の利用者以外には使用できないように、トイレに鍵のかかっていることが多いです。
だいたいはパスワードを入力するタイプか、鍵を借りるパターンが多いです。
お店に入ったらまずは店員さんに、「May I use restroom」と言いましょう。
鍵が無いお店ではそのまま使わせてくれますし、鍵やパスワードが必要な場合には鍵をくれたりパスを教えてくれます。
海外は日本のように治安が良くないので、基本的に警戒されます。
なのでお店に入ったらしっかりと店員さんにトイレを使いたいことを伝えましょう。
もう一つ注意しなければならないのは、国によってはトイレットペーパーの無い所があります。
東南アジアはトイレットペーパーが無く、手動式のウォシュレットのトイレが多いです。
この写真はマレーシアの空港で撮ったもので、空港なのでペーパーが付いていますが、外に出ると、トイレットペーパーのあるお店はほとんどなく、写真左側に付いてるシャワーで自分で洗浄します。
日本人だとこれに慣れていない人が多いと思いますし、お尻がびちゃびちゃの状態でパンツを履くことになります。
現地の人に濡れてるお尻をどうしてるのか聞いたら、「みんな濡れたままパンツ履いてるよ」と言っていてカルチャーショックを受けました(笑)
でも心配いりません、そういった国ではお店でトイレットペーパーがバラで売っていたりするので、買って持ち歩けば問題ありません。
ただし、水の勢いが弱くて詰まりやすかったりするのでそこも気を付けなければなりません。
海外のトイレ問題は慣れるまでが大変で、いかに日本のトイレ環境が素晴らしいかわかると思います。
お腹の調子の悪い時は予防をしておく
お腹の調子が悪いことが朝からわかっている場合は、その日は常にトイレが確実にある場所で用を済ませましょう。
それでもトイレに行きたくなってしまうことがわかっている人は、上記の場所を頭に入れてもらってから移動すると、だいぶ気持ちに余裕が生まれると思います。
お腹がゆるい時に急激にトイレに行きたくなると結静になれないことが多いので、無駄に歩き回るよりも一旦冷静になってトイレのありそうな場所を考え、そこに向かって一直線に向かった方が早かったりします。
普段行かない場所に滞在している時にお腹がゆるい時は、滞在先のホテルや駅などでしっかりと用を済ませておくのが重要です。
そしていざという時の野糞のために拭ける紙を持ち歩く事です。
この経験が読んでいる人の役に立てば幸いです。
あなたの健康を願っています。